珍客乱入
2017年の8月9日、
カージナルズ対ロイヤルズの熱い戦いが、
ブッシュ・スタジアムで行われていました。
そしてカージナルズの6回裏の攻撃中、
ロイヤルズのフィールダー選手のそばに、
1匹の子猫が駆け寄ってきました。
選手も観客も予想外の珍客へ釘付けになります。
猫は可愛らしいものの、
このままでは試合を続けられません。
そこで球団職員は子猫を捕獲しようとしましたが、
捕まえた途端に引っ掻かれてしまいます。
一連の出来事に球場は笑いで包まれました。
何とか試合を再開した直後、
カージナルズのモリーナ捕手が、
満塁ホームランを放ちました。
カージナルズファンは子猫を
「Rally Cat(招き猫)」と称え、
大きな話題となったのです。
Rally Catのその後
「あのRally Catの球団職員さんに会ったわ!可愛い子猫に引っ掻かれた傷跡を自慢してる!」
こちらの写真は、
猫に引っ掻かれた球団職員さんと、
テレビ局のキャスターさん達です。
Oh yeah… of course we met the #RallyCat wrangler @LHackmann! Showing off his wounds from the cute kitten! 🐱⚾️ pic.twitter.com/kWhD4mJzS2
— Marissa Hollowed (@mhollowed) August 10, 2017
写真では笑っているものの、
その指には絆創膏が貼られています。
「Rally Catは当施設で収容されておりません。しかし、家族を必要としている子猫はたくさんいますよ!」
子猫は球団職員が手当を受ける前、
球場の外へ逃がしたということが判明します。
**HSMO does NOT have #RallyCat from last night's game but we DO have tons of other wonderful kitties needing homes! https://t.co/GnMLiiUQJw
— Humane Society of MO (@hsmo) August 10, 2017
その後ファンの1人が、
自分の猫だと言って子猫を抱き上げましたが、
すぐに飛び逃げていきました。
それ以来、子猫の行方は分かっていません。
適切な対応
そして今後の対策として、
球団職員と動物双方の安全を確保するため、
ガイドラインを作成することになりました。
球団職員さんも混乱してしまい、
思わず手を放して猫を逃がしてしまったのでしょう。
しかし同じようなことがまた起こった時には、
双方ともにケガをすることのない、
適切な対応をお願いしたいものです。