迷い猫の主張
ある日のこと、
サウスカロライナ州のコロンビア警察署に、
1匹の迷い猫がやってきました。
その猫は居合わせた警察署員に、
「自分を可愛がって」と要求しました。
署の発表によると、
「彼は、『コロンビア警察署のサイトには、たくさんの犬の写真が投稿されている。だから猫の写真も必要だ!』と主張し始めたのです」
とのこと。
さて、この猫はそれからどうしたのでしょう?
キングスレー
自撮りをする警官と一緒になって、
写真に入ってくる猫。
なかなかカメラ目線も様になっています。
カメラに慣れているのでしょうか?
猫の写真も載せろと主張するのも納得ですね。
この猫の情報はないかと獣医にも見せましたが、
マイクロチップは埋め込まれておらず、
飼い主は見つかりませんでした。
結局署員の1人である、
モンゴメリーさんがこの猫を引き取り、
「キングスレー」と名付けました。
新しい暮らし
モンゴメリーさんのお宅には、
すでに犬が1匹と猫が2匹暮らしていました。
早速新しく家族となったキングスレーと、
みんなで記念撮影をしました。
自分から売り込みに来たほどの猫です。
先住犬と先住猫がいるお家でも、
きっとうまくやっていけるでしょう。
飼い主さんとはぐれてしまったのか、
あるいは捨てられてしまったのかはわかりません。
しかし今は新しい家の猫となり、
新しい家族と暮らすことになりました。
キングスレーは迷い猫となった時から、
自らの力で新しい生活を引き寄せたのですね。
これからの彼の生活が、
安定した幸せなものであるよう祈ってやみません。