先生を無視した娘
今回ご紹介するのは、
Twitterユーザーの「ぬえ」さんが、
帰宅した娘さんから聞いたお話です。
ある日、
娘さんが出かけた先のショッピングモールで、
小学校時代の担任の先生を発見しました。
久しぶりに見かける先生の姿。
通常なら近くまで行き、
挨拶をして懐かしい話をしていくことでしょう。
しかし娘さんは先生に声をかけることなく、
そのまま通り過ぎて話をすることはなかったそうです。
娘さんはなぜ先生に話しかけず、
会う事を避けたのでしょうか?
先生を無視した理由
娘さんが先生を見かけた時、
先生はアイドルのポスターを笑顔で見つめていました。
そしてその後はガチャガチャの前に座り、
真剣そうに吟味していたのです。
そんな先生の様子を見た娘さんは、
先生としてではなく今は1人の人間として、
時間を送っていると感じたそうです。
高校生娘「ショッピングモールで小学校担任の◯◯先生見かけたんだけど」
私「懐かしいね」
娘「アイドルポスターを笑顔で見つめたと思ったら、ガシャの前に座り込んで真剣に吟味始めて、今声をかけちゃいけないな…先生の人間としての時間だなって」
私「そういうのわかってくれて嬉しいです」— ぬえ (@yosinotennin) May 6, 2017
そこで元教え子である自分が話しかけてしまえば、
気持ちが仕事モードに引き戻されてしまう。
プライベートで仕事関係者に声をかけられるのが、
苦手な人もいることでしょう。
だから娘さんは、
「今声をかけてはいけない、先生の時間を邪魔することになる」
と判断したとのことです。
思いやり
ぬえさんは彼女の行動について、
「そういうのわかってくれて嬉しいです。」
と語っています。
ぬえさん自身も似たようなことを体験していて、
少し嫌な気分にさせられた記憶があるそうです。
息子娘が小さな頃から、我々夫婦ともに外出先でクライアントさんに声をかけられて、オフからオンに引き戻されるのを見ているからもあるのかなと…挨拶程度なら勿論ありがたいですけど、その場で仕事の話始められてもと別れた後、ついため息を。
— ぬえ (@yosinotennin) May 6, 2017
「声をかけない方が良いだろう」
という娘さんの思いやりあふれる判断と行動に、
ネット上では多くの人から
「助かる」「素晴らしい」
など賛同の声が寄せられました。
これからは皆さんも、
仕事関係者を出かけた先で見かけた時、
すぐ声をかけるのではなく、
声をかけて問題ないかを考慮した上で、
どう動くかを考えていただけたらと思います。