寡黙な夫
今回ご紹介するのは、
とあるご家庭の旦那さんのお話です。
小学1年生の娘さんと、
小学5年生の息子さんがいる4人家族。
まだ幼いお子さんがいるなら、
いつも賑やかなのだろうと想像しがちですが、
ここは物静かなご家庭です。
旦那さんは普段から口数が少なく、
あまり笑ったりしないタイプの人です。
そんな旦那さんがある日、
いつもより早く仕事から帰ってきて、
久しぶりに家族全員揃っての夕食となりました。
相変わらず無口な旦那さんでしたが食事後、
子供たちへ「一緒にお風呂に入ろう」と言い出します。
いつも子供たちのお風呂を入れる役割は、
奥さんだったので奥さんは驚きましたが、
子供たちは大喜びです。
しかし親子で入浴している時、
浴室内で彼らはある事をしていました。
入浴中にしていたこと
「今日は機嫌が良いのかな？」と思いつつ、
せっかくだからと子供たちを旦那さんへ、
お任せする事にした奥さん。
浴室は2階にあるので3人揃っていなくなると、
リビングはかなり静かです。
食卓の後片付けを終わらせた奥さんは、
着替えや下着などを置きに行くため、
浴室へと向かいました。
すると、浴室内から子供たちの大声が響いてきます。
何かあったのかと驚いた奥さんは、
慌てて浴室のドアを開けました。
すると常に物静かで口数の少ない旦那さんが、
娘さんと息子さんと一緒にお湯の掛け合いをするなどして、
まるで子供のようにはしゃぎながら遊んでいたのです。
家庭内の変化
「お、おい！何だよいきなり！」
奥さんがいきなりドアを開けた事で、
旦那さんは恥ずかしそうに慌てています。
そんな旦那さんにかまわず、
子供たちは浴室内の話を嬉しそうに教えてくれました。
「パパ、めちゃくちゃ面白いよー！パパね、お風呂の中に潜ってたよー！」
旦那さんが子供たちとこんなにはしゃぎながら、
遊んでいる姿を見た事がなかった奥さんは、
嬉しい気持ちになったそうです。
そんな事があった日から、
旦那さんの表情がちょっとずつ柔らかくなっていき、
家庭内が以前よりも明るくなったとの事です。
普段無口だったとしても、
接し方によっては相手の本当の姿を、
引き出せられるのかもしれませんね。
出典：Cadot
