象のモヨちゃん
ジンバブエで生まれて間もなく群れに見放されてしまった赤ちゃんゾウのモヨちゃんは、
ハイエナに囲まれているところを人間に保護されました。
それから「Wild Is Life」という、
野生動物を数多く保護している施設へと連れて来られました。
モヨちゃんはそこで、ある1人の女性と運命的な出会いをします。
彼女の名前はロクシーさんといい、
施設の設立者で動物の保護活動に力を入れている方です。
本物の親子
ロクシーさんは家族を失くしたモヨちゃんのため、
自分の手で大きく成長するまで育てる事を決意しました。
自身の事を想ってくれるロクシーさんに対してモヨちゃんも心を開いていき、
接し方がまるで母親へ甘えるようになっていきました。
出会いの日から、彼らは本物の親子のように仲の良い関係となったのです。
ロクシーさんによるモヨちゃんの子育てが始まってから約1年後、
出会った当時は身体が小さかったモヨちゃんも、
大人複数でも持ち上がらないほど大きく成長し、体重も格段に増えました。
大好き
立派な身体になったモヨちゃんは、施設の備品をうっかり壊してしまうことも。
しかしロクシーさんは優しく、モヨちゃんが何をしても怒ったりしません。
モヨちゃんはそんなロクシーさんが大好きで、
彼女がどこに行っても後ろをついて歩きました。
ロクシーさんによればモヨちゃんは匂いや声に敏感で、
それを辿って彼女の場所を探し当てるのだそうです。
ロクシーさんを追跡するモヨちゃんを止める事は、誰にもできません。
これからもスクスクと成長し、いつまでもロクシーさんと仲良しでいてほしいですね。