地下鉄の車内に猫!?
ドイツのバーデン・ヴュルテンベルク州を走る地下鉄の電車内にて、
猫が気持ち良さそうに寝ていました。
それも、座席を2つも占領してぐっすりと寝込んでいるのです。
思わず二度見してしまうような光景ですね。
爆睡する猫の姿に乗客は癒されましたが、深く猫に関わろうとはしませんでした。
駅についても猫はそのまま降りる様子もなく、寝続けていました。
そんな中、電車に乗り合わせたパトリックさんは、その猫のことが気になりました。
このまま電車に乗ってこの猫はどうなるのだろうと、少し心配になったのです。
人馴れした猫
パトリックさんはそのあまりにも堂々とした寝姿に、
飼い主が近くにいるのではないかと思い、
周りを見渡しましたがそれらしい人はいませんでした。
隣に他の乗客が座っても起きる気配もありません。
座席を1つ分に詰めてまた眠ってしまいました。
人が隣に座っても平気で寝ていることから、相当人に慣れている猫だとわかります。
パトリックさんは、どこかで飼い主とはぐれてしまったのだろうと思いました。
そこで彼はFacebookで、飼い主探しをしてあげることにしました。
ネットの力
「猫がいなくて困っている人へ。その子は今S1線で移動中だよ。問い合わせて見て」
パトリックさんがこのように呼びかけると、あっという間に情報が拡散され、
なんと3万人以上の人にシェアされました。
その後この猫は、一旦は動物保護施設へ預けられましたが、
パトリックさんのおかげで無事に飼い主さんのもとへと戻ることができました。
何も知らずに寝ていた猫ちゃん。
周りの人たちの心配も知らずに呑気なものですね。