ある一家の救出劇
アメリカのケンタッキー州で暮らすリングスタッフ一家は家族で日曜礼拝に向かう途中、道路脇に1匹の大きな犬を見つけました。その犬のそばには、車にはねられて命を落とした別の犬の亡骸が。
大きな犬は、すでに冷たくなった仲間を守っていたようです。一家は礼拝のために正装をしていたので、この優しい犬をすぐに助けることができませんでした。
帰ってきたのは10時間後。大きな犬は、まだそこにいました。一家は着替えに戻り、再び犬の元へ。
仲間が気になるのか犬はなかなか動こうとしませんが、なんとか車に乗せることができました。地元の人に話を聞いてみると、2匹の犬の悲しい過去が判明しました。
全力で救出
ようやく車の荷台に乗せましたが、人に慣れたおとなしい犬です。この犬と仲間は、もともと飼い犬だったのです。しかし元飼い主が引越しする際に、2匹を置き去りにしたのです。
この数日間は仲間の亡骸を守っていたとのこと。一家は動物好きで、モットーは「目の前の誰かのためにできることがある」。帰宅して、先住犬ともご挨拶。相性は良いようです。
「タッカー」と名付けられ、外のケージで一晩過ごしましたが翌朝、姿が消えていました。仲間の元へ戻ろうとしたのか、三日後に数キロ先で見つかりました。
一家はシャンプーをして、迷子札もつけ、タッカーを家に入れます。もう大事な家族。一家と穏やかに過ごしてほしいです。
