イギリスのウエスト・サセックス州に住む20歳の医学生、
オーウェン・スクリーベンズさんと同い年のエミリーさんの間に、
かわいい男の子が生まれました。
名前はジャクソン君です。
ところがある日、ジャクソン君をスーマートフォンで撮影していたところ、
あることに気が付きました。
フラッシュ撮影したその写真を見ると、
ジャクソン君の片目が白く光っているのです。
白い目
スクリーベンズさんが気になって他の写真も調べてみると、
フラッシュ撮影したものは右目だけが白いのです。
ネットでこの症状を調べると、次のような症例が挙げられていました。
「白内障」「網膜剥離」「網膜芽細胞腫(目のガン)」
心配になってすぐにジャクソン君を病院へ連れていくと検査の結果、
「網膜芽細胞腫」という子供に発症する目のガンだと診断されたのです。
すぐにジャクソン君は化学治療を受けました。
体調が悪くなり、髪の毛も抜け落ちてしまいましたが、
2~3日過ぎると以前の元気なジャクソン君に戻ったそうです。
知って欲しい
ジャクソン君の腫瘍は小さくなりましたが、
一生消えることはなく、これから先も注意が必要なのだそうです。
「同じ病気で両目を摘出した子もいます。少しでもおかしいと思ったら、すぐに診察を受けて欲しいです。早期発見・適切な治療によって病気は治せます。」
スクリーベンズさんは、できるだけ多くの人に知ってもらいたいと語っています。
赤ちゃんは自分で病気を訴えることができません。
周囲の人が常に注意をはらい、体の変化に気づくことが大切です。