高速サーブ直撃
2016年に中国の上海で開催された、テニスのATPワールドツアー上海マスターズにて、
ディミトロフ選手とポシュピシル選手による試合が行われた時のこと。
ポシュピシル選手のサーブが、ボールボーイの胸を直撃してしまいました。
トッププロの選手の放った強力なサーブの衝撃は、かなりのものです。
強烈なサーブの直撃を受けたボールボーイは、その痛みから思わず泣いてしまいました。
しかしそれでもテニスコートの所定の場所に立ち、
きっちりと仕事を果たそうとしていました。
そのまま次のサーブを打とうとしたポシュピシル選手でしたが、
突然沸き起こった観客の拍手でサーブを打つのを止めました。
痛手を癒す行為
健気なボールボーイの状態が気になったのか、
試合中にも関わらず、ディミトロフ選手がボールボーイの所まで行って声をかけ、
頭を撫でてディミトロフ選手のしていたリストバンドを手渡したのです。
痛みで泣いていたボールボーイでしたが、
ディミトロフ選手のいたわりで気持ちを持ち直すことができたようです。
プロの厳しい試合中でも、
他者へのいたわりを忘れなかったディミトロフ選手は素敵ですね。