懐かない保護猫
フロリダ州のジャクソンビルにあるアニマルシェルターに、
1匹のメス猫が保護されました。
この猫は路上を彷徨っているところを保護され、シェルターに運ばれてきました。
少し恥ずかしがり屋のようでしたが、慣れると甘えてくることから、
ボンボンキャンディーにちなんで「ボンボン」と名付けられました。
連れてこられた当初は、ボンボンも他の野良猫と同じようにお世話をし、
里親を探す流れとなっていました。
しかし保護されてから数ヶ月経っても、なかなかボンボンの貰い手が現れずにいました。
臆病なところがあり、初対面の人間に対して強い警戒心を示すことから、
なかなか人間になつかなかったのです。
シェルターのスタッフが心配しているある日、1人の男性がシェルターを訪ねてきました。
まさかの再会
彼の話では数か月前に飼い猫が行方不明になり、
毎日のように探したものの見つからず、その寂しさを埋めるため、
新しい猫を飼おうと決めたとのことでした。
スタッフに案内され、男性はシェルターの猫を1匹ずつ見て回りました。
どの猫もしっくり来ず、悩んでいるその時です。
次に紹介された猫に男性は自分の目を疑いました!
「ミスティー?!」
彼はボンボンを見てびっくり。
そうです、彼が行方不明と話していた猫はボンボンだったのです!
彼は湧き上がる興奮を抑え、ボンボンに声を掛けます。
そして優しく抱っこしました。
ボンボンも嫌がらずに大人しく腕に抱かれました。
元の住み慣れた家へ
数ヶ月も離れ離れになっていた飼い主の男性とボンボンことミスティー。
ふたりは奇跡とも呼べる感動の再会を果たしたのです。
シェルターに来てから、なかなか他の人間に懐かずにいたボンボンことミスティー。
もしかしたらいつか迎えに来てくれるであろう飼い主さんを、
ずっと待っていたのかもしれませんね。
こうして、ミスティーは無事に飼い主さんと、
元の住み慣れた家へ帰ることができました。
また、ミスティーの体にはマイクロチップが埋め込まれました。
これで、またもし路上を彷徨ってしまっても飼い主が特定できます。
これからも、飼い主さんと仲良く元気に過ごしていって欲しいですね!
出典:LoveMeow