食物アレルギー
5歳のカイデン君はFPIESと呼ばれる、
重い乳児消化管食物アレルギーを患っていました。
そのため、12ほどの食品しか食べられませんでした。
通っている幼稚園でも、周りの子ども達と同じものが食べられず、
いつも1人で違うものを食べていました。
そんなある日、カイデン君の母親であるシャノンさんが、
幼稚園の担任の先生から一通のメールをもらいました。
その内容は、カイデン君が食べられるものだけを用意して、
幼稚園でパーティーを開きたいというものでした。
メールの中には食材がリストアップされており、
その中に問題のあるものが含まれていないか、
カイデン君の母親であるシャノンさんに確認していたのです。
また、事前に他の家庭にもこのメールが送付されました。
優しさあふれるパーティー
今回のパーティーは、先生方がカイデン君のために特別に企画したものです。
パーティーが行われる時、
いつもみんながおいしそうに市販のカップケーキやスナック菓子を食べる中、
カイデン君はシャノンさんが作ったものだけを食べていました。
そうした経緯から、このメールをもらったことで、
シャノンさんは嬉しさのあまり、泣き崩れてしまったそうです。
当日シャノンさんは、アレルギー反応が出ない食材で作った、
自家製のカップケーキを持ち込み、子どもたち全員に振る舞いました。
カイデン君もその日はみんなと同じものが食べられて、
とても満足した様子だったようです。
幼稚園の先生方の優しさに触れて、素敵な思い出が作れたことでしょう。
ずっと良い思い出になると良いですね。
出典:MIGHTY