虹と雷と飛行機
ドイツで虹と雷と飛行機が、
偶然にも一緒に写っている写真が撮影され、話題になりました。
撮影したのはドイツ人で写真家のバーク・モビウスさん。
ドイツのタウシャにある飛行場から撮影したそうです。
ちなみに乗客は全員無事だったとのこと。
注意深く見ると、わずかに機体が見えます。
雷の光が途切れているのが飛行機です。
どうやら飛行機への落雷はあまり珍しくはないようです。
ただ機内の乗員乗客は機体の中でしっかり保護され、
雷は飛行機の外壁を通り抜けていくため、基本的に安全なようです。
場合によっては落雷で翼に傷がついたり、
通信機器や計器類の一部が損傷することもあるようです。
しかし、到着後に整備と点検をしっかりと行えば、
それほど問題にはならないそうです。
スタティック・ディスチャージャー
また、主翼や尾翼にはスタティック・ディスチャージャーという、
細い針のようなものが取り付けられています。
雷は尖っている部分から抜けていく傾向があるとのことで、
放電装置として20~30本ほど設置されているそうです。
また飛行機だけでなく、雷が鳴った時に車に乗っている場合は、
外に出ずに車中にいる方が安全だと言われます。
雷が鳴っていると思わず逃げ出したくなるかもしれませんが、
大人しくしているのが一番ですね。