パトカーの上で出産準備
カナダ南部やアメリカ、メキシコ北部で頻繁に目撃される鳥、
ナゲキバトがある日、アメリカのオハイオ州で、
まさかの場所で巣作りと出産を開始しました。
それはなんと、パトカーの上です。
通常ナゲキバトは、木の上のような高い場所に巣を作り、出産の準備をします。
まさかの行動でしたが、警察官たちは追い出そうとはしませんでした。
むしろ出産の手伝いをすることにしたのです。
まず、警察は鳥がお腹を空かせているのではないかと考え、エサを与えました。
そして出産をするために安全な場所を提供するため、
パトカーの上の巣に折りたたみ傘を設置します。
これにより、鳥は外敵から身を守ることができ、
安全に出産できるようになりました。
更に警察は、巣の近くに人が近づくことで鳥にストレスを与えないように、
パトカーの周囲に立ち入り禁止のテープを張りました。
命あるもの
この出来事はニュースでも取り上げられ、
称賛の声た多く寄せられました。
この警察の代表者は、
「私たちは皆さんがするであろう事と同じことをしただけです。私たちは人間として、命あるものは人間も動物も区別せずに守ってあげなくてはならないのです。」
と語っています。
この鳥が巣を作っているとき、警察は追い払うことも簡単にできたでしょう。
しかし警察はそんなことをせず、この1羽の鳥の出産を手助けするという選択肢を選び、
出産に快適な環境を整えました。
自分たちに置き換えた時に、この警察と同じ行動ができるでしょうか?
きっと難しいと思います。
しかしこの警察を見習い、
どんな相手にも優しく手を差し伸べられるようになりたいですね。
出典:fox8.com