流産の悲しみ
赤ちゃんの誕生を心待ちにしていた夫婦。
しかし奥様は大切な赤ちゃんを流産で失い、
深い悲しみで塞ぎこんでしまいました。
元気のない奥様を見た男性は妻に何かできることはないかと考え、
保護施設で子猫を引き取ことにしました。
ちょうどその時期に、母猫のいない三毛の子猫が保護施設にいました。
子猫はすくすくと成長していき、
子猫が里親さんのところへ行けるようになった頃にその男性が現れました。
男性は、その子猫の目を見てすぐ気に入りました。
きっと妻も気にいるだろうと思った男性は、子猫を引き取ることにします。
子猫もすぐに男性のことを気に入り、
自宅へ帰る車の中でずっと男性に寄り添っていたそうです。
最高の笑顔
家に戻った男性は、さっそく子猫を奥様にプレゼントしました。
すると奥様は可愛らしいプレゼントに、
この数ヶ月間で一番の笑顔を見せてくれたのです。
彼らはその子猫に「カリー」と名づけました。
カリーは人間に育てられた影響かとても人懐っこい子猫で、
いつも眠るときは奥様のベッドの中にもぐりこんで、
幸せそうに眠っているそうです。
また、甘えん坊のカリーは夫婦に見られるのが好きなようで、
いつも注意を引こうとするそうです。
カリーは夫婦にたくさんの喜びと楽しみを運び、
夫婦は自分たちの子供のようにカリーに愛情を注ぎました。
新しい命
その後のある日、男性がトイレ掃除をしていた時に、
奥様が素敵なサプライズ情報を発表しました。
なんと奥様は、再び念願の子供を身ごもっていたのです。
カリーが家に来てから、すべての物事が上手くいっていると言います。
男性はたくさんの幸せと愛を運んで来てくれる、
カリーにいつも感謝しているそうです。
カリーがもし2人の前に現れなかったら、
奥様は悲しみに暮れたまま、
子供を身ごもることもなかったかもしれません。
カリーはこれからも、
幸せと愛をもたらす天使であり続けることでしょう。
