妹を守る2匹の小さな兄
ある夏の暑い日のこと。
アイスクリームを買うためにミーガンさんが外出すると、
3匹の子猫を発見しました。
よく見ると、2匹の子猫が小刻みに震えているもう1匹の子猫を、
抱きしめるように寄り添っていたのです。
地元で猫の保護施設『ナポリ・キャット・アライアンス』
の代表をしていたミーガンさんは、
子猫たちを保護して看病することに。
兄猫たちに抱きしめられるように守られていた白猫の頭部は、
やや傾いていました。
しかし幸運なことに、食欲はとても旺盛でした。
また、白猫はちょっと前に歩くことを覚えたばかりのようで、
移動する時によろつくこともあったものの、
なんとか歩くこともできました。
ミーガンさんは2匹の兄猫に『プラリネ』『ピスタチオ』、
白猫には『ココナッツ』と名付けました。
スクスクと成長
ミーガンさんたちは子猫たちがいた場所で、
よく母猫を目撃していました。
なので子猫たちと再会させようと、
子猫たちがいたところに捕獲器を仕掛けることに。
しかし依然として、母猫を保護するに至っていないそうです。
ミーガンさんたちは母猫を保護できるまで続けてゆくそうです。
そんな中、子猫たちの母親代わりとなってくれたのが、
ワンちゃんの『ピッシー』です。
ピッシーはミーガンさんの愛犬で、
子猫たちのことをとても気に入り、大きな愛情を注ぎました。
ピッシーの愛情をたくさん受け、
ココナッツはすくすく成長し、力強くなって行きました。
ココナッツの少し傾いていた首は、日に日によくなってゆきました。
ミーガンさんに拾われたときに比べ、随分と元気になったココナッツ。
彼女は今でも兄の子猫2匹によって大事に守られています。
そのたくましく優しい姿は、いまでもミーガンさんたちを癒しているそうです。
これからも3匹には元気ですくすく育ってほしいものです。
そしていずれは母猫と再会し、親子で仲良く暮らしてほしいですね。
出典:Naples Cat Alliance/lovemeow