子猫のお父さん
ある日ひとりの若い男性が、自宅の裏庭から子猫の鳴く声を聞きました。
発見した子猫は手のひらに乗るくらいの小ささで、
まだ目も開いていない赤ちゃん猫でした。
母猫を探しましたが見つかりません。
このままではかわいそうだと思った男性は、
ひとまずその子猫を家に入れてやることに。
男性は2時間半おきにミルクを与え、ベッドを温め続けました。
それから11日が経過し、ついに子猫の目が開きました。
それ以来、子猫は男性のことを自分のお父さんだと思い込み、
すっかり甘えるようになりました。
男性の愛情を受けてスクスク育ち、立派な大人の猫になってからも、
男性のことが大好きでいつも付いて回っているそうです。
「これまでペットを飼おうと思ったことはなかったけど、彼女と出会えて今はとてもハッピーです。」
と、男性は語ります。
目が開かない子猫を大切に育てた男性。
そして目が開いて始めて見たのは人間のお父さん。
ふたりにとってお互いの存在はかけがえのないものになりました。
これからも、沢山素敵な時間を過ごすことでしょう。
出典:LoveMeow