270: 名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/13(金) 17:35:47.46 ID:aWSpUdyv0
スネ夫「僕もいろいろ調べたんだ」
スネ夫はひざの上のノートパソコンを閉じて言った。
このノートパソコンはスネ夫の自宅にあったもので、病室での使用は許可されていた。
スネ夫「都内だけに留まらず、全国のニュースを調べて、ひみつ道具が関わっていそうなも
のを探してみた。あまりこれといったものはなかったけど、ロシアのサンクトペテ
ルブルクで大規模な電波障害が8回。どこでもドアかもしれない」
出木杉「いや、そのうち4回は今までのデータと比べると規模が大きすぎる。もっと強い電
磁波を出すもの……どこでもドア以上に時空をゆがめるものだと思う」
スネ夫「とすると……」
しずか「タイムマシンかしら?」
出木杉「だろうね。拠点は東久留米でも、タイムマシンの出入り口はサンクトペテルブルク
にあるのかもしれない」
275: 名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/13(金) 17:37:48.95 ID:aWSpUdyv0
病室のドアがノックされ、のび太とジャイアンが入ってきた。
ジャイアンは段ボール箱を抱えている。
のび太「出木杉くん、頼まれたもの持ってきたよ」
出木杉「ああ、実用化できた?」
のび太「一応ね」
ジャイアンが持ってる段ボール箱を開け、エアキャップに包まれた携帯電話を取り出す。
しずか「携帯?」
出木杉「そう。企業に依頼されてうちの研究室で開発した最新式のGPS携帯。かなり小さい
誤差で相手の居場所を確認できる。のび太くんに頼んで実用レベルにしてもらった
んだ」
のび太「実用レベルとは言っても、通話は無理だよ。ただGPSでみんなの居場所がわかれ
ば、違う場所にあらわれた場合コピーロボットと疑うことが出来る」
ジャイアン「でもよ、勝手に使っていいのか? 企業のだろ?」
出木杉「大丈夫だよ、その企業って……」
スネ夫「うちの会社なんだ」
スネ夫はニヤリと笑った。
280: 名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/13(金) 17:40:14.90 ID:AYgl7WjL0
にやりと笑いすぎww
281: 名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/13(金) 17:40:16.01 ID:RyfRXo1d0
スネ夫までカッコイイとか
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