296: 名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/13(金) 17:45:16.13 ID:aWSpUdyv0
その夜、のび太がスネ夫からの緊急コールを受けたのは研究室でだった。
DR-1――ドラえもんの調整作業と、他の道具を作るために、しずかと別れたから研究室に
戻ったのだ。どちらの作業もちょうど終わったところだった。
スネ夫『準マイクロ波、電波障害の頻度が激しい。コピーロボットの動きが活発化してるん
だ……のび太は今研究室だよな?』
のび太「うん、そうだよ」
スネ夫『病院の前にものび太がいるよ……3人ほど』
のび太「気持ち悪いなぁ」
スネ夫『ああ。とりあえずこっちはジャイアンがいるから大丈夫。そっちはまた3人で合流
して、しずかちゃんを頼むよ』
のび太「わかった」
のび太はすぐに上着を着ると、研究室のドアを開けた。
外へ向かいかけたところで思い直し、研究室に戻り先ほど完成した道具の入ったジェラル
ミンケースを手にする。
ジェラルミンケースを持つと、今度こそのび太は外に飛び出した。
297: 名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/13(金) 17:45:36.27 ID:vcOa2nL5O
のぶよかわいいよのぶよ
302: 名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/13(金) 17:47:10.89 ID:aWSpUdyv0
出木杉はタクシーを拾うため駅前に向かっていた。
病院のスネ夫との連絡は密にとっている。前と同じ駐輪場付近で準マイクロ波が測定され
てるとのことなので、そちらは避けて別ルートで駅に向かう。
ルートを変えた直後のことだった。
携帯電話が急に圏外になる。
電波障害だ。
そう思った直後、前方数メートルのところにピンクのドアが現れる。
出木杉(やはり、どこでもドアか……)
ドアが開き、中からスネ夫が――いや、スネ夫のコピーロボットが現れる。
偽スネ夫「やあ、出木杉くん。僕のこと覚えてるかい?」
出木杉「ああ……あのときのコピーロボットだね。今日はノーヘルかい?」
偽スネ夫「ああ、改造してもらったんだ。今の僕は本物のスネ夫のスペックを遥かに超えて
いる。もちろん、君のスペックもね。そして鼻のボタンは無効化した」
出木杉「ボタンなんか押さなくたって君には負けないと思うけど」
偽スネ夫「出木杉の……出木杉のくせに……」
偽スネ夫「生意気だ!!!!」
偽スネ夫が突進してくる。
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