近畿地方を中心に襲ってきた「台風21号」や北海道胆振(いぶり)地方で起こった「平成30年北海道胆振東部地震」など、2018年9月に発生した災害は各地に多大な被害を与えています。
立て続けに襲い来る災害は、たくさんの人に大きな不安をもたらしていることでしょう。そんな中、Twitterに投稿されたとあるメッセージが大きな反響を呼んでいます。
ノンフィクション作家の早坂隆(@dig_nonfiction)さんがツイートしたのですが、その内容は数々の災害に襲われている日本を心配したルーマニアの友人からのメールについてでした。日本の災害情報を知り、心を痛めた友人がとった行動がつづられています。
ルーマニア人の行動
ルーマニアの友人が送ってきたメッセージを読んだ投稿者さんは、「被災地のみなさまに彼の言葉を伝えたい」と強く思ったそうです。ルーマニアの友人が語ったメールの内容は以下のようになっています。
災害の被害にあった日本人全員が幸福になるよう、教会で祈っていたそうです。「宗教自体は違うものの、自分たちはみんなが同じ仲間で友人だ」と祈る理由を語っています。
日本を続けざまに襲った台風と地震のニュースを知ったルーマニアの友人から心配のメール。彼の言葉を被災地の皆様に伝えたいと思います。「今、日本の皆様の幸福を教会で祈ってきました。宗教は違っても私たちは同じ仲間、友人だと思うから。ドラキュラの国から、太陽の国の皆様へ愛を込めて」
— 早坂隆 (@dig_nonfiction) 2018年9月6日
そして最後に、「ドラキュラの国から、太陽の国のみなさまへ愛を込めて」という言葉で締めています。日本は災害の多い国ですが、それでも被害を完全に防ぐことはできません。
そのため投稿者さんの友人も日本人が今回の災害を乗り越えて、1日でも早く幸福が訪れることを祈ってくれたのでしょう。
ドラキュラと太陽
ルーマニアとドラキュラのつながりについてご存知でしょうか?この国には吸血鬼・ドラキュラのモデルになった人が住んでいたという話があるのです。
そのため、メールの中で自国のことを「ドラキュラの国」と呼んだのでしょう。そして、日本のことを国旗のモチーフにもなっている「太陽の国」と呼び、日本への心配が伝わる文章となっています。
ツイートされたこのメールの文章に対し、「涙が出ました」「ありがたいです」などと言ったコメントが寄せられ、「いいね」の数は10万以上も集まりました。立て続けに災害が発生したことで、被災したかどうかに関係なく気分が落ち込んでいる人は多いと思います。
そんな日本人の気持ちに寄り添うような優しさが込められたメッセージは、多くの人の心を明るくしてくれました。
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