親友との出会い
よく見かける動物と言えば、犬や猫を連想しますよね。ですがドイツでは、とある珍しい動物が飼い主さんと散歩をしています。
ドイツに住んでいるラグドールの猫の名前はレオナルドと言って、長い通りや公園を散歩するのが大好き。そして彼がいつも散歩している公園の近所には、珍しいことにモーティズという豚が住んでいました。
モーティズも散歩が好きで、飼い主さんと一緒によく歩いているそうです。そんな散歩好きの2人が出会うのは必然でした。
猫と豚という組み合わせは一見不思議な光景に見えるかもしれません。しかし、いつしか仲良く散歩をするようになったのです。
楽しい散歩
きれいな空気や素晴らしい運動のおかげで、彼らはさらに仲良くなっていきます。モーティズはいつもレオナルドの前や側を歩いていました。
モーティズはレオナルドがはぐれないように足並みを合わせたり、彼が遠くへ行きかけても優しく道の上へ誘導したりするなど、面倒見の良い性格をしています。レオナルドとモーティズはもちろんですが、飼い主さんも忘れてはいけません。
モーティズの飼い主さんの名前はニコルさんと言って、やはり散歩が大好きです。そのため、3人ともみんなで歩くこの時間を大切にしていましたが、たまに別の豚もやってきていました。
当初モーティズは、レオナルドが他の動物をきっかけにトラブルを起こさないよう気を付けていたのです。しかし別の豚も一緒に散歩することになり、楽しい散歩の時間を満喫できるようになりました。
最高のコンビ
レオナルドとモーティズは、親友と言えるほどに仲良くなりました。種族の違う動物とは思えないくらい、お互いのことを信頼し合っています。
どこにいても次に会う時を待ちきれないほど、相手のことを大切に思っている親友同士です。種族によっては相手のことを警戒したり、疑ったりすることもあります。
しかし猫のレオナルドと豚のモーティズの場合、種族の垣根を越えて本当に気の置けない親友と呼べる間柄になっているのです。お互いの人生に欠かせない大切な存在であることは、はたから見ていても一目瞭然です。
豚も猫も、自由でマイペースなイメージがありました。しかしこのように相手のことを思いやり、楽しく散歩ができる2人の関係は、見ているこちらまで温かい気持ちにさせられます。