元来群れで生活していた犬にとって、『鳴き声』は意思疎通のためにも重要です。例えば「ワン」と一声出すのは、挨拶の意味があります。これが速いテンポで連続すると、警戒して興奮している状態です。
また、「ウウゥ～」唸ったりかん高い声で「キャンキャン」鳴いたりなど、犬は匂いだけではなく声でも相手とコミュニケーションをするのです。あるワンちゃんが、どこからか聞こえてくる犬のような鳴き声をキャッチします。
あまり聞きなれない声をたよりに、港の方へ仲間と行って見るとそこに見慣れない動物が犬のような声で鳴いていました。さて、ワンちゃん達が出会った動物とは、一体誰なのでしょう？
鳴き声の正体
2匹のワンちゃんが港に駆け付けると、そこには近所であまり見かけない「アシカ」が2頭いました。人や犬までも自分たちの所へ集まってくるので、警戒している大きなアシカは威嚇するため、鳴き続けます。
その声がまるで犬のようなので、不信感を強めるワンちゃん。岩のように大きくて、自分たちとは全く違う姿のアシカに警戒するワンちゃんも、負けるものかと吠えます。
「ワンワン」吠え続ける2匹の犬をうるさいと感じた大きなアシカは、「ウオン！」と低い声で対抗し2匹のワンちゃんはたじろぎます。
犬VSアシカ
犬のような鳴き声を聞いて意気込んできたワンちゃんですが、予想外の大きさに少し怯えているようですね。「2匹なら…」と挑んでも、アシカの低い声に思わず引いてしまいました。
吠えたり逃げたりのワンちゃんですが、ここまで近くに寄って吠えたと言うのはは勇気のあるワンちゃんですね。それにしても、本当に鳴き声が似ています。
アシカの体が大きいので、超大型犬と勘違いしてしまいそうです。アシカは顔も声も犬に似ていることから、『海の犬』とも呼ばれているとのこと。彼らの遠い祖先は、繋がっていたのかも知れませんね。
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