「とりあえず、何か美紀が本当に女だってことを証明できないかな?
メールだけだと性別もわからないから、これじゃちょっとね」
しばらくメールを待つ。この感じも久しぶり。なんて返事してくるんだろうという
期待感と、怒らせるようなことを書いてしまったのではないかという不安感が
入り混じった、苦しくも心地よい感覚。メールをまつ5分が10分にも15分にも
感じられる。
しばらくするとメールが入ってくる。
「パソコン用のマイクついたヘッドホンか何かある?
それで声聞いてもらえば証明になるかな」
なるほど。こっちとしても電話番号は教えたくないのでこれなら確認できるだろう。
もしかしたら偽者を用意されるかもしれないけど、夜の12時近くにそんな手際よく
代打をたてるのも難しいだろう。
俺はそれで納得し、あとはお互いにスカイプの捨てIDを登録してメールで連絡しあった。
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