217: 2008/08/03(日) 21:07:56.48 ID:POpkLing0
みるみる内に顔が青ざめてくみさえ
みさえ「あなた!! しんのすけが……!!」
ひろし「しんのすけがどうした!?」
いつもは寝起きの悪いひろしも、跳び起きる。
しんのすけ「足が動かないんだゾ……なんで?」
……そろそろ、すべてを伝えるべき時なのかも知れない。
ひろしは決意した。
ひろし「しんのすけ… いまから父ちゃんが言う事は嘘じゃ無い。
本当の事だ。 お前が信じられなくても、理解できなくてもよく聞いてくれ……」
みさえ「あなた!!」
ひろし「もうこれ以上隠し通すのは無理だろ!?」
220: 2008/08/03(日) 21:09:06.39 ID:POpkLing0
ひろし「しんのすけ……お前は今不治の病に侵されている。足が動かないのもその証拠だ。そのうち色んな所が動かなくなるだろう……」
しんのすけは黙ってひろしを見つめて話しを聞いている。
ひろし「お前の命はあと何年持つかわからない…… 今まで黙っていて悪かった!」
しんのすけ「……やっぱり」
ひろし「………?」
しんのすけ「……やっぱり変だと思ったんだー! オラよく転ぶし たまにオハシ持てなくなったり…… もう…とうちゃんとかあちゃん足臭いゾ!」
一見元気そうに返答するしんのすけだが、声が震えている。
223: 2008/08/03(日) 21:10:14.21 ID:POpkLing0
みさえ「しんちゃん……」
ギュッとしんのすけを抱き抱えるみさえ
みさえ「ごめんね……ごめんねごめんね……」
泣きながら謝り続けるみさえ
しんのすけ「な……なんでかあちゃんが謝るんだゾ! ……なんで… う……ウワァアアアァン!!」
大声で叫びながら、しんのすけは我慢していた涙を流し始めた。
ひろし「しんのすけ……父ちゃんと母ちゃん、それにひまわりとシロがついている。心配するな……」
ひろしも涙を流し始めた。
…こうして、しんのすけは初めて自分の病気を知るのであった。
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