391: 2008/08/03(日) 21:49:43.09 ID:POpkLing0
しんのすけが亡くなってから7年が経った。
風間君達は毎年お香をあげに来てくれている。
あの子が生きてたら これくらい大きくなってたのかな…と思うと、寂しくなる。
ひまわりも今年小学生になった。
お兄ちゃんがいたことを話しても
ほんの少ししか覚えてないようだ。
私は一度たりともしんのすけを思わなかった事はない。
あの子の手紙を時々読み返してはあの頃の日々を思い出している。
ひろし「なぁ……みさえ、ひまわり」
みさえ「……なぁに?」
ひまわり「どうしたの?パパ。」
ひろし「海……いこうか」
396: 2008/08/03(日) 21:50:44.06 ID:POpkLing0
波の優しい音色が あの日の出来事を鮮明に思い出させる。
ひろし「あいつとの約束…果たせなかったな…」
みさえ「そうね…」
…
…
しばらく沈黙が続く。
ひまわり「ねぇ…お兄ちゃんってどんな人だったの?」
みさえ「しんのすけ? う~ん……」
みさえ「言葉では言い表せないわ。ひまのようにいたずらをよくしたり、美人の女性が好きで追いかけまわしたり……そりゃあ手のかかる子だったわ。」
ひろし「でもな、だれよりも家族や友達を大切にする優しい奴であったのも確かなんだ。」
ひまわり「ふぅ~ん……」
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