199: 名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/13(金) 17:17:03.13 ID:aWSpUdyv0
のび太「で、空気ピストルはどうだった?」
出木杉『そうそう。それをメールしたんだ。あれはすごいナノマシンだよ』
のび太「だろうね。あのサイズで空気圧縮や音声認識をやるんだから……」
出木杉『こっちでの詳しい解析結果はメールに添付しておいたから。あとは、そっちの専門
分野だろ?』
のび太「厳密には違うけど、とりあえず了解」
出木杉『それと、しずかちゃんがお昼一緒に食べようって』
のび太「ああ……わかった。生協?」
出木杉『うん、12時50分に』
201: 名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/13(金) 17:17:27.70 ID:sI3UEH0W0
実におもしろい
支援
206: 名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/13(金) 17:18:34.45 ID:aWSpUdyv0
時間より5分遅刻して、のび太は生協で二人と合流した。
しずかはドリア、出木杉はスパゲッティを食べている。のび太は豚骨ラーメンの器をテー
ブルにおいて、腰掛けた。
しずか「のび太さん、またラーメン?」
のび太「ん? うん。昨日は醤油だったから今日は豚骨」
出木杉「不健康だなぁ」
しばらく取り留めのないことを話しながら食事を楽しむ。
全員が食べ終わったのを見計らって、出木杉が本題に入った。
出木杉「昨日コピーロボットが出たのはスネ夫くん家と、駅の駐輪場付近だよね。で、実は
安孫子大学の都市環境工学科があの辺に実験用の電磁波の測定装置を設置していた
んで、ちょっとそのデータを見せてもらったんだ」
そう言うと、出木杉は鞄の中からA4の用紙を何枚か取り出した。
211: 名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/13(金) 17:20:06.96 ID:aWSpUdyv0
出木杉「これが、コピーロボットが出た時間帯の両地域の測定データなんだけど、コピーロ
ボットが出た時間にどちらの装置も微弱なマイクロ波を測定している。もっと厳密
に言えば極超短波帯なんだけど……つまり準マイクロ波だ。おまけにこの周波数は
現代では観測例がない」
のび太「つまり、コピーロボットがその発信元だと?」
出木杉「可能性は高い。同じものが観測されたらすぐに観測地域を連絡してもらえるよう安
孫子大には頼んであるから、うまくすればコピーロボットの位置を把握できるかも
しれない」
のび太「すごいな」
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