ボヘミアン・ラプソディ
「ボヘミアン・ラプソディ」という映画は2018年11月9日に日本で公開され、大ヒットしました。フレディ・マーキュリーの生き様を描いた映画です。
1991年に亡くなった彼は、「QUEEN(以下クイーン)」のヴォーカルを務めていました。ボヘミアン・ラプソディではクイーンのヴォーカルに焦点を当てているだけあり、クイーンの名曲がたくさん使われています。
ご本人はもういないので事前に収録していたクイーンの演奏音源を使い、歌唱シーンのほとんどにあてたそうです。
しかしすべての歌唱シーンを、事前に撮ってある演奏音源だけで埋めるのはどうしても無理があります。そこで協力を求めた相手がマーク・マーテルさんと言う、現役で活動しているカナダ人の男性歌手です。
マーク・マーテル
マークさんはフレディにそっくりな歌声を持っているとして、以前から話題だった人です。きっかけはマークさんが参加した、ボーカルオーディションでした。
このオーディションは、クイーンのドラマーであるロジャー・テイラーさんが結成したクイーンのトリビュートバンド、「Queen Extravaganza」のボーカルを決めるためのに開催されました。
マークさんはまるでフレディご本人のような歌声を披露してオーディションに合格し、バンドのツアーにも参加した経歴を持ちます。
そして「ボヘミアン・ラプソディ」が高い人気を得たことにより、マークさんの歌声がまた注目されたのです。どれくらいそっくりなのか、実際に聞き比べてみましょう。
マークさんの歌声
いかがでしょうか?目を閉じて聴けば、フレディ本人と勘違いしそうになるほど歌声が似ています。マークさんが元々持っていた歌声なのか練習した結果なのかは不明ですが、素晴らしい歌声であることは間違いありません。
今もなおフレディが伝説とされているのは、あのキャラクター性や人々の心を揺り動かす独特な歌声が大いに関係していることでしょう。
そんな彼もこの世を去り、過去の演奏以外で本人の歌声を聴くことはもうないと誰もが思っていたはず。
しかし、あの歌声をここまで再現できるマークさんが現れたことで、またフレディの歌を聴けると喜んだ人も多いのではないでしょうか?