冷凍庫を開けて、隅っこよく見てみてください。
ありましたよね、放置状態の「保冷剤」。
ケーキなどを買ったりすると、店員さんが入れてくれるヤツです。
捨てるのも勿体無いしいつか何かに使えると思っても、そんな機会は滅多になく結局忘れ去られているものですよね。
しかし実はこの保冷剤、いろいろ役に立つのです!
冷蔵庫の臭い
自分の部屋、臭っていませんか?
いつもの自分の部屋ではなかなか気づかないかもしれませんが、他人には分かるものです。
来客した人に臭い印象を持たれてしまったら台無しですよね。
しかし、保冷剤があれば大丈夫。
凍っていない状態である保冷剤の中身を袋から出して、匂いが気になるところに置いてみてください。
それだけで消臭効果が期待できるのです。
日本で使われる保冷剤の多くは水と吸水性ポリマーという化学製品で出来ていて、
市販のオムツや生理用ナプキンにも使われているものなのだそうです。
吸水性ポリマーが水を吸収してジェル状になり、表面に小さな凸凹ができます。
その小さなくぼみに臭いの元の物質が吸い取られ、消臭されるのだそうです。
ですので、ジェルが空気に触れる面が広い方がより消臭効果が高くなるので、
お皿に入れておくのが効果的です。
ただし、注意点もあります。
一部の保冷剤にはエチレングリコールや、メタノールなどの毒性のある成分が含まれていますので、
間違っても飲み込んだりしないようにしてください。
また、お子さんの手の届かない場所に置いておきましょう。
用途は様々!
アロマオイルを混ぜます。
保冷剤の水分に含まれた香りが徐々に蒸発し、いい香りを部屋中に充満させてくれます。
なので、お好みのアロマでオリジナル芳香剤を作ることができます。
市販の芳香剤も同じ仕組みで作られたものが多いそうです。
その効果は、直射日光を避けていれば7~10日ぐらいは持続します。
乾いてカピカピになるようなので、それが替え時のサイン。
保水→給水です。
ジェル状の保冷剤を、直接鉢植えの土、畑の土の上に。
そうすれば保水剤としても使用可能となります。
水分がだんだんと土の中に溶けていくため、旅行などの予定で水やりができない時にはおすすめです。
あとはちょっと面倒くさがりな人にも有効ですね。
植物などに害を与える物質ではないので土に混ざっても大丈夫だそうです!
汚れた鏡、蛇口などを、保冷剤をつけた布で拭いてみてください。
ピッカピカになります。
冷やせる、芳香する、消臭する、保水する。
なんて便利なアイテムなのでしょう。
早速試してみましょう!