ここ数年、日本は台風や地震など多くの災害に見舞われています。そんな時に大変便利なのは、長期保存のできる缶詰です。
2018年に発生した大規模停電後のスーパーやコンビ二では、パンや缶詰などのすぐに食べられる食品が一瞬にして姿を消しました。調理器具の使えない状態で、このような食品は大変役に立ちます。
今の缶詰は便利なプルトップ型の缶詰もありますが、衝撃によりフタが開いてしまうという欠点もあります。災害などの非常事態には、密封型の缶詰が管理しやすいのです。
しかし、いざ食べようと思っても「缶切り」がなければ開けられません。そこで、道具がなくても簡単に缶詰のフタを開けられる方法をご紹介します。いた
道具なしで缶詰を開ける
警視庁警備部災害対策課では、災害時などいざという時に使える知識をTwitterで配信しています。そこで紹介していた缶詰の開け方をご紹介いたします。
1、缶詰を持ち、円を描くようにコンクリートにこすりつける
2、接合部分が削れてくると、中の汁が出てくる
3、フタを取る時は、砂などが入らないように注意
災害時、プルトップ型ではない缶詰を道具が何もない状態で開けるには、どうすればいいでしょうか。それには缶詰のふたのフチを、コンクリートやアスファルトにこすりつけて下さい。缶詰のふたは構造上フチの接合部分が削れると取れるようになっています。女性や子供の方でも簡単にできますよ。 pic.twitter.com/n9NLskvunz
— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) 2018年10月16日
缶詰を持ってコンクリートなどのザラザラした地面にこするだけなので、力のない女性や子供でも簡単に開けることができるとのこと。災害時に役に立つのはもちろんですが、キャンプなどのアウトドアライフでも役に立ちそうですね。
必要な豆知識
この缶詰の開け方には、「両手が使えない時にも有効」「もしもの時に身を助けるのは、こういった豆知識かもしれない」と言ったコメントが多く寄せられました。
2011年に発生した東日本大震災は、あまりの広範囲な災害区域と被災者数を記録しました。津波で町が混乱した中で避難所に行けなかった被災者が、缶詰などの密封性の高い食料で飢えをしのいだという報道を耳にしたことがあります。
突然起こる災害は予測がつかないものです。『道具を使わずに缶詰を開ける方法』の知恵があなたを救うかもしれません。