内海桂子師匠
漫才協会名誉会長である漫才界の重鎮、
内海桂子師匠は1922年(大正11年)9月12日生まれながら、
いまだ現役の大師匠です。
お笑いコンビであるナイツの師匠として、
聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
そんな師匠がツイッターを始めたのは2010年。
ご自分では投稿できないため、
24歳年下の夫兼マネージャーが投稿しています。
そして、毎日何かをつぶやくのが日課になっているそうです。
師匠のつぶやき
クリスマスソングが…
昔のクリスマスの定番ソングといえば、
「きよしこの夜」や「ジングルベル」
を連想する人が多いのではないでしょうか?
ここんとこ定番のクリスマスソングが全く流れてこない。聖しこの夜とかジングルベルの事だがどこへ消え去ったか。国民皆が歌える歌がある時代は貧しい時で豊かな時代は自分勝手に好きな歌を歌えばいいと某評論家が言っていたがそんなものかね。時期時期にそれを告げる歌があるんだから聞きたいものだ。
— 内海桂子 (@utumikeiko) December 11, 2016
「でもそういえば今でも街中では聞こえてきていますよね。」
というのは野暮でしょうか。
人間の癖
人間いくつになっても、
癖はつくものなのですね。
最近変な癖が付いてしまった。それはミカンをむく時に白い筋を全部取らないと気が済まない。缶詰のミカンみたいに完全丸裸にするのだが結構な時間が掛る。亭主はその間に5,6個は食べ終わっている。白い筋には栄養分があるらしいが兎角きれいでないと。人様に迷惑は掛からないので多分今しばらくは。
— 内海桂子 (@utumikeiko) December 3, 2016
しかし缶詰のごとく綺麗にするのは、
とても大変そうですね。
生まれは戦前の師匠
戦争開戦時に子供を抱えて漫才をしていたのは、
内海桂子師匠くらいではないでしょうか?
昭和16年7月に長男を産んでその12月は乳飲み子を抱えながら漫才に励んでいた。太平洋戦争開戦と聞いてもついにかと思う位で物凄い興奮はしなかった。世の中がすでに騒がしくなっていて街でも兵隊さんをよく見かけていた。今思うとこういう心の慣れは時代の判断をマヒさせてしまって怖い事である。
— 内海桂子 (@utumikeiko) December 8, 2016
そんな大変な時代を生き抜いて、
漫才を続ける桂子師匠には頭が上がりませんね。
どちらもすごい!
世界ふれあい街歩きという番組をよく見る。連続で欧州の古い街が。驚くのは14世紀や16世紀の街がそのまま今も使われている事。第一印象はそのきれいさ。よく見ると電信柱がどちらにも無い。勿論家の電燈が灯っているから電気は着ている訳で多分電線は地中にでも。電柱を選ばなかった街造りは凄い。
— 内海桂子 (@utumikeiko) November 4, 2016
ただテレビを見て感動するだけでなく、
推測してそこに素晴らしさを覚える師匠も、
凄いのではないでしょうか?
蝶?
10センチとはとても大きな蝶ですね。
本当に蝶だったのでしょうか?
しかしそれを見ている師匠を思うと、
なんだか微笑ましいですね。
道に落葉が広がっている。亭主が水を撒いてきれいにしたがすぐ後からどんどん増えていく。表通りの街路樹の紅葉が風で脇道にまで飛んでくる。箒ではいていてよく見ると10センチ位のきれいな蝶々が羽をパタパタ。多分亭主の撒いた水が掛ったらしく必死にパタパタ。黄金色に大きな渦巻の羽の蝶だった。
— 内海桂子 (@utumikeiko) December 9, 2016
この重みのある言葉の数々。
こんなふうに毎日何かを感じ取れるからこそ、
今でも現役で続けてこれる秘訣なのでしょうか?
ナイツの引用
桂子師匠の弟子であり、
1人が漫才協会の副会長で1人が理事を務める、
ナイツのお2人。
彼らの話には、
よく桂子師匠が登場してきますよね。
それだけでなく独演会のタイトルに、
桂子師匠のツイートを引用したのだとか。
「主は今来て今帰る。」
「月は無情というけれど コリャ 月より主さん なお無常 月は夜来て朝帰る コリャ 主さん今来て 今帰る」 昔の唄が突然出てきましたがこれを現在風にちょっと変えてみると 「主さん無情というけれど コリャ あなたは主よりなお無常 主は今来て今帰る コリャ あなたメールで 来もしない」
— 内海桂子 (@utumikeiko) November 26, 2012
2013年の独演会のタイトルです。
昔の歌を今風にアレンジするなんて、
さすが師匠ですね。
「顎を引いて頑張れ」
夏の高校野球地方大会が盛り上がっている。関東の試合をテレビで見ているが公立高校の頑張りが目立つ。関東勢は力でねじ伏せようとする傾向が強いので監督の的確な指揮があると公立でもやれるという事か。私が特別同窓会員として応援している高校が30年ぶりで準決勝に進んでいる。顎を引いて頑張れ。
— 内海桂子 (@utumikeiko) July 23, 2015
2015年の独演会のタイトルです。
野球の応援にも熱心だったのですね。
「この山吹色の下着」
洗濯機を開けた亭主がギョッと低い悲鳴を。箪笥のたとう紙を山吹色の布で包み込むがその布を洗ったらしい。がまさかの色落ち。一緒に入っていた私の下着が見事に山吹色に変身。前日この布だけ洗って今回二度目の再洗い。色落ちするとは気づかなかったらしい。この山吹色の下着を着たらどうなるかしら。
— 内海桂子 (@utumikeiko) June 1, 2016
2016年の独演会のタイトルです。
そこまで曝露しなくても…。
いかがでしたか?
ナイツもほれ込む桂子師匠のツイートの数々。
くすっと笑えるものから、
感心してしまうものまで様々ですね。
毎日ツイートしているのだと考えると、
本当に頭が上がりません。
これからも桂子師匠のツイートから、
目が離せませんね。