ネコ目イヌ科キツネ属である「アカギツネ」は、
北半球を中心に世界中に生息しています。
猫のような目と犬のような体を持つキツネは、
自然の多い町中でもよく見かけることがあります。
野生としては身近な動物ではないでしょうか?
物語にもよく登場するキツネですが、
いくら身近とはいえ、
野生なのであまり懐いてはくれません。
臆病で警戒心が強いので、
見かけたと思ったらすぐに逃げてしまうのです。
そんな野生のキツネが路上で偶然にも、
猫と鉢合わせをしてしまいました。
この現場を撮影した方は、
ケンカが始まると思い心配したそうです。
しかし事態は思わぬ方向へ、
展開していきました。
キツネと猫が…
猫がキツネを追って行きます。
しかし、何か緊迫感が薄いような気が…。
お互いに毛を逆立てるわけでもなく、
シッポも膨らませていません。
どことなく楽しそうにも見えます。
もしキツネが猫に追い払われているのなら、
このままどこかへ行ってしまいそうですが、
そうではなかったのです。
追われていたのかと思ったら、
キツネはもとの場所に戻ってきました。
どうやら見えなくなった猫を探しているようです。
2匹は偶然会ったのにも関わらず、
仲良しになったようですね。
かくれんぼ
キツネは猫を発見すると、
何事も無かったように、
植木の生えている庭に侵入します。
そしてまるで、
「かくれんぼ」でもしているように、
小さな木の影から猫を見ていました。
隠れていた植木越しに、
猫と目が合ってしまったキツネは、
また逃げ出します。
猫もまたキツネを追いかけ始めますが、
昔からの仲良しな友達のようですね。
言葉は交わさなくても、
この2匹はお互いが気に入ったようです。
ウキウキと楽しそうな2匹を見ていると、
こちらも楽しい気持ちになります。
どうやら相性の良し悪しは、
同じ種類の仲間というわけではなさそうですね。