アメリカのウィスコンシン州のグリーンベイ近くのメノミニー保留地で発見された、
850年以上前のものとみられる土器が発見されました。
その中には、謎に包まれた種が見つかったのです!
この種を大事に育てると、言葉も出ないような結果となりました。
850年以上前のタネ
土器が発見された地域は昔からアメリカの先住民が暮らしを営んでおり、
現在も昔から住んでいる方々が土地を所有しているこの土地では、
発掘すると土器などの貴重な品々を見つけることができるそうです。
そんな中、ある土器が発掘され大きな話題を集めました。
シンプルな土器の中に入っていたものは、謎の植物の種でした!
この種の凄い所は、850年以上前のものであると同時に、生きていたのだそうです。
そして1つの謎が残ります。
一体何の種なのでしょうか?
そこで育ててみることにし、4つ種を蒔いてみました。
すると奇跡的に種が育ち、実をつけたのです!
オレンジ色で長細く、私たちに馴染みのある外見をしています。
そうです、これは南瓜の種だったのです!
詳しく調べていくとこの南瓜、絶滅したと思われていた南瓜だったのです。
その品種は「Gete-okosomin」というもので、
誰も予想がつかないとんでもない事態になったのです!
今回、4つの種から24個も実を収穫でき、
環境が変わった現在でもしっかり成長してくれました。
大きく成長したものは大きいもので91センチ、8キロもあったそうです。
南瓜の種の今
発掘された残りの種はウィノナ・ラデュークさんという、
アメリカンインディアン活動家の手によって、
アメリカとカナダの先住民の方々に配られたそうです。
850年以上も前のことですから、
食べたことのある方はいない可能性が高いです。
そして改良された南瓜に比べて美味しくないかもしれませんが、
自分の先祖が食べていたであろう南瓜を、
また育てて収穫するということはきっと楽しいでしょう。
いつからか忘れられてしまった南瓜の種ですが、
こうして現代に蘇り私たちの目に触れることになったのは運命のようにも感じます。
時空を超えた南瓜はきっと受け継がれていくのでしょうね!