毎年のように、水難事故が後を絶ちません。
お子さんが川に落ちたのを助けようと、
付き添いの保護者も命を落とすことも珍しくはありません。
楽しいはずの川遊びが一転、
取り返しのつかない事故にもなるのです。
そんな川遊びに対して、
「警視庁警備部防災対策課」
が災害時における知識を発信しているTwitterで、
川遊びに潜む危険性について注意を呼びかけました。
ホワイトウォーター
『ホワイトウォーター』
という現象をご存知でしょうか?
川の流れが激しい場所で水が岩などにぶつかり、
空気が水に含まれて水面が白く変色して見える現象とのこと。
この現象が起きると水は空気が含まれているため、
浮力が通常の半分に激減します。
一見流れが穏やかに見えても川底の地形により、
ホワイトウォーターが起こる場合があるので危険です。
これから水遊びが楽しい時季がやってきます。川など流れがある場所では、水面が白く変色している部分があります。これはホワイトウォーターと呼ばれ、水に空気が含まれているため通常の半分程度しか浮力が無く、流れが穏やかに見えても危険です。水辺で遊ぶ際はライフジャケットを着用しましょう。
— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) May 9, 2018
大浴場にみられる「ジャグジーバス」気分で、
面白がって入るのは絶対やめて下さい。
泳ぎに自信があっても、
ライフジャケットを着用することを心掛けるべきでしょう。
また川はその場所に雨が降っていなくても、
上流での雨が鉄砲水となり、
突然水かさが増す場合もあります。
近寄らないで!
自然の岩や石だけではなく、
人工で作られたコンクリートブロックなども、
川の流れを複雑にしているそうす。
ネット上でもホワイトウォーター現象について、
注意喚起のコメントが寄せられています。
・ライフジャケットを着ていても、浮力次第では浮き上がることができないので要注意です
・浮力が通常の約半分らしいですね。ハマると非常に危険です
・ホワイトウォーターは本当に危険。大人でも一歩間違えば簡単に溺れてしまう
楽しい夏を過ごすためにも、
ホワイトウォーターなどの現象に注意して、
川遊びを楽しみたいですね。
溺れた場合の対処方法も、
勉強しておくと良いでしょう。