飛行機からの富士山
旅行先で見慣れない景色を眺めるのは、
楽しいものです。
汽車や船の旅も面白いですが、
飛行機に乗った時に見える景色は格別です。
地上で暮らしている人間では決して見えない世界が広がって、
まるで鳥になったような気分になります。
TwitterユーザーのわかめRaさんは、
生まれて初めて飛行機から富士山を見たそうです。
日本の象徴である富士山、
あの凛とした山を上から眺めるのは、
とても楽しみだったと思います。
しかしせっかく見えた富士山よりも、
遥かに目を引くものを見てしまったそうです。
富士山どころじゃない!
火口も見える美しい富士山の横に、
不思議な物体が2つ浮かんでいるようです。
確かに富士山よりも、
気になってしまう奇妙な形の雲が並んでいます。
この雲は『吊るし雲』と呼ばれている、
高積雲や層積雲の1つで、
主に山に強い風がぶつかって出来る地形性雲です。
生まれて初めて飛行機から富士山見た。でも富士山より左の変な雲2つの方が気になって仕方ない。なにあれ。 pic.twitter.com/ORf3mzmdh2
— わかめRa (@wacamera) February 10, 2018
見かけでは動いているように見えず、
まるで空中に吊るされたように見えるので、
この名前が付けられたとのこと。
富士山のような標高の高い山に現れる自然現象で、
古くから天候悪化の前兆とされているそうです。
吊るし雲
この不思議な雲の画像には、
たくさんのコメントが寄せられています。
・みごとな吊るし雲。上から見るとこんな感じなんだ。
・富士山の真上に出る雲は写真でよくみますが、これは見たことないですね~
・超絶レア体験、羨ましい。
・ラピュタでいう龍の巣
・とても幻想的な景色ですね。
・生で見れたのが羨ましいです。
富士山によく見える現象ということで、
ネットや雲に関する本で調べてみましたが、
雲の上からこれほど美しく撮影された写真はありませんでした。
初めて上空から富士山を見ていたら、
さらに珍しい現象も見ることができたわかめRaさんは、
何か持っているのかもしれませんね。