ペットボトル
普段、皆さんは喉を潤す為に水筒を持ち歩いていますか?
たまにならともかく、
毎日職場や学校などで飲み物を買っていると、
出費が大変なことになりますよね。
なので節約のために、あらかじめ水筒に飲み物を入れて持ってくる人もいると思います。
しかしカバンの中に入れれば何かと邪魔に感じることから、
水筒ではなく小さいペットボトルを再利用している人も多いようです。
しかしその結果、腹痛や嘔吐に見舞われるケースが相次いでいます。
ペットボトルを水筒代わりにすると、なぜこのような事態に陥るのでしょうか?
DEHP
ペットボトルを何度も使っていると、
発がん性物質の可能性が高い「DEHP」という物質が、
ペットボトルの素材から溶けだしてくる、というデータがあるそうです。
DEHPはその有害性について世界中で一番調査されてきた物質ですが、
今まで人の健康に悪影響を与えた事例はありません。
更にIARC(国際がん研究機関)は人へ対する発がん性はないとしつつも、
より研究が必要だと述べています。
つまりペットボトルの素材であるDEHPは、
近年言われているような危険性はないと判断されたそうです。
それでは何をきっかけに、腹痛などの症状が出るのでしょうか。
雑菌
それはペットボトル内に潜んでいる雑菌です。
ペットボトルの飲み口から直接飲むと、
唾液に含まれている雑菌が入ってそのまま中で繁殖します。
飲み口が小さいため中を洗う事が難しく、雑菌を落としきれないのです。
更に何度も繰り返し使う事によって、
水垢やぬめりが出て雑菌が繁殖し、常に汚い状態となります。
そもそもペットボトルは、1回使ったらすぐに捨てる事を想定して作られているので、
再利用には向いていないのです。
ペットボトルを水筒代わりにしている方々は、
腹痛や嘔吐といった症状が出る前に止めておくことをお勧めします。