Microsoftの入社試験
世界的な大企業、Microsoftの入社試験で、ある問題が出題されました。
それは、 「三角形の面積の求めよ」という問題です。
三角形の面積の出し方は小学校で習いましたね。
「底辺×高さ÷2」の公式。
それに数字を当てはめると、10×6÷2=30で答えは30です!
公式に当てはめて「30」と答えたあなた、残念ながら『不正解』です。
なぜ、不正解なのでしょうか。
それは、「こんな三角形は存在しない」からです。
どういうことなのか、図で説明したいと思います。
三角形の頂点とするところを上に動かすと、このような直角二等辺三角形ができあがります。
円の直径の長さは、「10」ですね。
半径は「5」と なります。
問題の意図
さらに直角二等辺三角形を底辺の半分のところで二等分することで、
二つの直角二等辺三角形が作られます。
底辺を半分にした長さは「5」、
直角二等辺三角形ですから半分に割った縦の点線も自然と「5」になります。
何よりこの点線は円の中心から引かれているので、直径10cmの円の半径を表す「5」になるはずです。
ですので、自然的に真ん中の点線も「5」と なります。
ということは入社試験で出ていた、
三角形の面積を求める問題での「6」という数字が、そもそもその三角形自体に存在しないことになります。
以上のことから問題の答えは、「こんな三角形は存在しない」が正解となります。
ある問題に対して常識に当てはめないで考え、気づき、正しい方法へ導く。
そういう頭の柔らかい人が人材で 欲しかったのかもしれません。
もしもすぐに、「三角形は存在しない」という答えを出したあなた。
マイクロソフトの入社試験を受けてみてはどうでしょうか?
チャレンジしがいがあると 思いますよ。