お墓の前で「泣く」犬
地球上にいる動物の中で、他種でありながら人間と一番信頼関係を築いた動物といえば、『犬』ではないでしょうか。犬と人間の関わりは、約40万年前~15万年前の旧石器時代から始まっているそうです。
遺跡から、犬の祖先であるオオカミの骨が発見されているとか。日本でも約1万5千年前の縄文時代の遺跡から、人間と一緒に埋葬されていた犬の骨が発見されているそうです。
人間と犬の祖先である犬は生活圏も近く、仲間を信頼しながら集団生活をするという共通点もあり、古代から共に生きてきたとしても不思議ではありません。そのような人間と犬との関係を、気づかせてくれるようなネット上の動画があるそうです。
このワンちゃんは、飼い主さんのお墓の前で泣いているように見えます。犬は悲しい時に鼻を鳴らしますが、この子は悲しみが大きすぎてしゃくり上げるように鼻を鳴らしています。
動画はこちら・・・
この動画を見た方々からは、「泣ける」「感動した」との声が多数寄せられました。飼い主さんが愛犬を失って「ペットロス」になる場合がありますが、ワンちゃんの方は飼い主さんが亡くなってしまったことを理解できるのでしょうか?
あの有名な「忠犬ハチ公」は、亡くなった飼い主さんが駅から出てくるのを待っていました。おそらくこのワンちゃんは飼い主さんのお葬式に参列し、埋葬される場面を見たのではないでしょうか?
「死」を理解しているというより、「居なくなった」悲しみに打ちひしがれているようです。また飼い主さんが亡くなった後、「愛犬も後を追うように亡くなってしまった」「全身の被毛が白くなってしまった」という話を聞いたことがあります。
突然消えてしまったことに、ショックを受けるワンちゃんも多いとか。犬は新しいリーダーを見つけると、自然に心が落ち着いてくるそうです。このワンちゃんも、周囲の愛情で元気になってくれることを願います。