日本人の血液型で一番多いのは何型がご存知ですか?
一番大きな割合を占めるのがA型、
次いでO型、B型ときて最も少ないのがAB型です。
AB型の人が少ないため、
その血液は大変希少なものとされ、
献血でも常に
「足りません。歓迎します」
と言われているのですが実はこれ、
単に人数が少ないからというだけではなかったのです。
AB型には、もう一つのとても大切な役割があることを、
ぜひ覚えておきましょう。
多くの命を救うために…
AB型の血液が重宝されるもうひとつの理由。
それはAB型の血液の、その用途にありました。
AB型の血液は白血病などの骨髄移植の時に、
その血小板が必要とされるのです。
骨髄移植をすると、
血液を作り出す元となる骨髄液が変わってしまい、
作られる血液が変化することによって、
血液型が変わってしまうことがあるのです。
献血に行くとAB型なので大歓迎される。単に人数が少ないからなのかと思っていたのだが、それだけではないと知った。「骨髄移植後は、患者さんの血液型が定まるまでAB型の血小板を輸血する」そうだ。元の人数が少ないのだから大変だ! pic.twitter.com/GbO3tDFVQU
— きよP (@omayuki_) 2016年7月13日
その際に身体の中で、
血液が固まってしまうことを防ぐためにこそ、
AB型の血液そしてその血小板が必要なのです。
AB型の血小板はどんな血液にも対応します。
そのため凝固を防ぐために、
骨髄移植後は血液型がどうなるか決まるまで、
AB型の血液が輸血されるのです。
まだまだ足りない!
このツイートに関して、
ネット上では「知らなかった!」
との驚きの声が多く上がりました。
AB型の血液がいかに重要な役割を担っているか、
実感を伴って伝わってきますね。
こうして日々重要な役割を担うAB型の血液ですが、
やはりその人数の少なさから量が足りていないのが現状です。
現在父が骨髄移植に向けて治療中です。裏側にはいろいろな善意があるのですね。私は病気療養中で今は献血できませんが、元気になったら献血行きます!
— ゆうこwithゴマちゃん (@yuko1280358) 2016年7月13日
先ほど引用リツイートさせて頂いた者です……!白血病で移植して血液型がかわった為、移植直後の無菌室ではAB型の血小板とO型の赤血球を輸血して貰っていました……!同じ日にAB型とO型の輸血をするカオスな事も……!(続) pic.twitter.com/cTxhaexbyA
— さやかさん@退院したよ! (@_saaaQ) 2016年7月15日
私、AB型で、更に普通より血が濃いんだか何だか、一度に血小板が平均の1.5倍は軽く取れるって看護婦さんにめちゃくちゃ歓迎されたよ。献血センターから直接電話が来て拝み倒されて血小板献血した事もあったけど、そういうわけなのね(笑) https://t.co/7yBrrluorU
— 黒兎 (@kuroto_mhko) 2016年7月13日
輸血に必要なのは、なによりも「新鮮な血液」です。
もちろんAB型の血液もそうですが、
他の血液型も必要とされています。
「自分は健康だ」と思われるそこの貴方。
周りの他の人たちの健康のために、
献血に行ってみてはいかがでしょうか?
AB型であればなおのこと大歓迎されることでしょうが、
そうでなくてもぜひご検討していただけると幸いです。