泣ける

81歳の女性が30年、200人以上の少年に無償で手料理を振るまい続けた理由!

優しさとはどんなものだと思いますか?

広島のある女性の優しさが、

ネット上で大きな話題となりました。

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なんとその女性は、

30年間で200人以上の子供たちに、

無償で手料理を振舞い続けたというのです。

広島のマザー・テレサ

広島県基町に住む中本忠子(ちかこ)さんは、

元保護司でした。

その人柄から、

「広島のマザー・テレサ」と呼ばてれいる81歳の中本さんは、

30年以上にわたり200人以上の子供たちに、

手料理を振舞っていました。

1980年、当時中学校のPTA役員をしていた中本さんは、

知人の警察官に犯罪などをした少年の立ち直りを助けるボランティア、

「保護司」をしてみないかと勧められます。

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そして中本さんはその2年後、

1人の少年を担当することになりました。

その中学2年生の少年が院に入っていた理由は、

シンナーを買う金を手にしようと空き巣をしたためでした。

何度注意してもシンナーをやめない少年に、

中本さんはある日、

「なんでそんなにシンナーばっか吸うの?」

と聞くとこう答えました…。

「お腹が減ったのを忘れられるから」



ばっちゃん

中本さんはこの日から、

この少年に毎日食事を出します。

その後少年はシンナーをやめ、

同じような境遇の友人たちを連れてくるようになりました。

いつの間にか、

中本さんの自宅は彼女を

「ばっちゃん」と呼ぶ子供たちの、

たまり場となっていました。

中本さんは少年たちに、

自分の生活費や貯金を切り崩して食事を与え続けます。

やがて近所の人々が調理を手伝ってくれたり、

バザーに出す物を持ち寄ってくれるようになります。

一方で、

広島市から財政支援をしてもらえるようになったのは、

活動を初めてから10年近く経ってからだったそうです。

子供たちに食事を食べさせるため、

中本さんは休まず台所に立ち続けました。

空腹が、

少年たちを非行に走らせてしまうと考えたからです。

 

食べて語ろう会

「満腹になると子供達は気持ちが落ちつき、いらいらしないキレない。キレる子というのは大体空腹で、お腹がすいていると犯罪に結びつく」

「万引きは悪いこと、腹が減ったら家へ来なさい」

そう言って、

子供たちに手料理を振舞い話す場を与え、

多くの子供たちが立ち直っていくのを支え続けました。

毎月2日、

広島市の公民館で開催されている食事会は、

地域の人々と少年たちの出会いの場として機能しています。

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中本さんは少年たちを支える活動を、

地域の人々に引き継いでもらうために、

「食べて語ろう会」を2015年に設立しました。

NPOのメンバーにはかつてのシンナー少年もいて、

中本さんの活動を支援している元少年たちも多数います。

また30年以上にわたる活動が評価され、

中本さんは同年11月に、

公益財団法人社会貢献支援財団から表彰されています。

下記の言葉は、中本さんの言葉です。

「人間の優しさって言うのは見返りを求めたらいけない。見返りを求めるのは優しさじゃない」

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