えくぼの伝説
人が笑顔になる時、たまにえくぼがある人がいます。
皆さんは、中国にえくぼにまつわる素敵な伝説があることをご存知ですか?
人間は死んだ後、冥界へ行きますが、
その黄泉の路には彼岸花がたくさん咲いています。
さらに、その道の近くには忘川河という河があります。
その河はそのまま渡ることはできず、奈河橋という橋を通らなければなりません。
さらにその橋には孟婆という女性がいて、その橋を守っているらしいく、
そこを通り過ぎる人々に孟婆スープを飲ませるのです。
孟婆スープ
孟婆が橋を渡る人々に飲ませるという孟婆スープは、
またの名を「忘情水」といい、飲むと今までの人生の中で育まれた、
人々との絆を忘れてしまい、
恋人や友達から嫌いだった人も含めて全て忘れ、
来世で会ってもお互い関係がない人になります。
それにより、来世へ安らかに転生することができるといわれています。
今までの人生での記憶を忘れないため、孟婆スープを飲むことを拒む場合、
とてもつらい試練を受けなければなりません。
その試練を受ける人に、孟婆はあるしるしをつけます。
それが、皆さんご存知のえくぼというわけなのです。
千年の試練
孟婆スープを飲まず、前世の記憶を引き継ぐことを望む人は、
忘川河に身を投げなければいけません。
忘川河の水は氷のように冷たく、
そんな忘川河の水中で千年もの時間を耐えなければならないのです。
えくぼは死後に生前の全てを忘れ、安らかに転生する措置を拒んだ人につけられる印で、それがある人は死後の世界の冷たい川の中で千年耐えてから転生しなければならない。だからえくぼがある人は、あなたに出会うために記憶を守って千年待った前世の恋人かもしれない。という中国の伝説、とても好きだ。
— ヒオカ (@hiokka) July 18, 2015
その試練を耐えきることで、転生後に前世の記憶を引き継ぎ、
えくぼをつけながら前世の恋人を探すのです。
もしあなたの身近な人の中にえくぼを持っている人がいたならば、
ひょっとしたらそれは前世で愛しあっていた恋人かもしれません。