びっくり

ある魚でタイの窮地を救った天皇陛下!タイの人々が陛下を愛する理由とは?

2016年8月8日に、

生前退位のお気持ちを表明された天皇陛下ですが、

傷ついた人に寄り添われるお姿は、日本人なら誰でも知っていますね。

各地で災害が起こるといち早く被災者のもとへ訪れ、

膝をついてお話をされる姿。

ご高齢にも関わらずサイパン、パラオ、フィリピンなどを訪れ、

戦争犠牲者に花を手向けられるお姿。

頭が下がる思いです。

タイの食糧難

みなさんは、天皇陛下がタイという国を救ったお話をご存知ですか?

陛下は日本人だけではなく、

他の国へもそのお心を寄せられていたのです。

1964年、当時はまだ皇太子であった天皇陛下は、

美智子様と共にタイ国を訪問されました。

ちょうど東京オリンピックが行われた年です。

タイ国はその時、食糧難に喘いでいました。

特にタンパク質不足が深刻で、

魚の養殖も手がけましたが上手く成果が上げられない状況でした。

63年に「ハゼの論文」を出すほど魚の研究者でも知られていた陛下は、

魚の養殖場を訪問されました。

そしてタイの国王ラーマ9世に、

「ティラピア」という魚の養殖をお勧めになりました。



仁魚の養殖

ティラピアはアフリカ、中近東原産の淡水魚で、

臭みも少なく味も良いことから、世界で多く食べられている魚でした。

陛下はタイから戻られると、

赤坂御用地の池で育てられた50匹ほどのティラピアを、

タイ国に寄贈したそうです。

ラーマ9世が宮殿の池でティラピアを育ててみると、

驚異的な繁殖力であっという間に増えました。

そして、1万匹のティラピアを養殖場に送る事が出来たのです。

ティラピアの養殖は成功し、

タイの国民の栄養環境は改善されました。

そしてティラピアは、明仁天皇の「仁」の字をもじって、

「仁魚(プラー・ニン)」と名付けられたのです。

現在は「微笑みの国」となったタイ国。

タイ王室と皇室は、今でも交流を続けているそうです。

そして、タイ国民のほとんどが日本に対して友好的だそうです。

陛下とラーマ9世が握手をされている姿は、

まさに架け橋の象徴ですね。

両国の絆の深さを感じます。

日本人の9割が知らない!毎日の1分習慣でスマホ代が無料になる驚きの方法