子供たちだけで学校へ登校する日本とは違い、
犯罪の多いアメリカで学校に行くにはスクールバスが使われ、
1人で登校する際にも必ず親が同伴するそうです。
アメリカは子供を守るため、
大変厳しい法律のある国なのです。
「12歳以下の子供を1人や複数の子供だけにしておくと、保護者が児童虐待で逮捕される」
「躾のつもりで、子供を置き去りにすると逮捕される」
などなど。
誘拐事件の頻発しているアメリカでは、
子供を守るために大人が一丸となって、
子供を見守る体制ができているようです。
そんなアメリカで、1人の女の子が路上を歩いていました。
日本では1人で歩いている子供を、
気に掛けることはないと思いますが、
この子を見つけたある女性はすぐに行動に出ました。
路上を歩く少女
アメリカのウィスコンシン州で、
バスの運転手をしているティファニーさんがバスを運転していると、
1人で歩く女の子を見つけます。
町中をトボトボと歩いている様子に、
ティファニーさんは違和感を覚えました。
そしてバスを止め、
女の子に声を掛けたのです。
怒られるのではないか、
とモジモジしていた女の子でしたが、
この子を置き去りにするようなティファニーさんではありません。
勤務中ではありましたが、
女の子をバスに乗せて保護しました。
そして女の子から事情を聴くため、
自分も座席に向かいました。
少女のその後
女の子の横に座り、
優しく語りかけるティファニーさんに、
女の子は迷子になってしまったと打ち明けます。
この子をバスで送るわけもいかず、
ティファニーさんは警察に電話を掛けました。
どうやらすぐに近くにいた、
警察官が来てくれたようです。
ティファニーさんの機転で女の子は無事に保護され、
家に帰ることができました。
小さな女の子が1人でいるのが不自然なお国柄にせよ、
勤務中でも迷わず子供を保護する、
ティファニーさんの行動は素晴らしいですね。
あのまま女の子を放置していたら、
どのような犯罪に巻き込まれていたか分かりません。
アメリカではこのような大人の意識が、
子供たちを犯罪から守っているのですね。