泣ける

孤独だった狼犬が保護された場所で本当のパートナーと出会う・・・

アメリカのアリゾナ州で保護されたひとりぼっちの「シンダー」は、

「wolf-dog」という狼犬と呼ばれる動物でした。

狼のような風貌で人を寄せ付けないほどの警戒心だった為、

町の人も餌はあげても触れる事はできなかったようです。

そして仲間もおらず孤独だったのか、

人目を盗んでは民家のワンちゃんとフェンス越しに戯れていたところ、

住人が通報し、専門スタッフによって保護されました。

しかしシンダーには色々な問題があり、保護した後が大変だったのです。

デリケートな事情

そもそも狼犬だと発覚したのは、保護してDNA鑑定を行った後のことでした。

アメリカでは、狼と狼犬では手続きが異なります。

狼であれば州の管轄にて野生へ返し、

狼犬であれば野生へ戻さなくて良いという決まりがありました。

野生へ戻す訓練を受けなくて良くなったシンダーですが、

次は「里親探し」の問題が発生してしまいます。

野生での生活が長く、警戒心の強いシンダーは、

お世話をしてくれていたスタッフにさえ懐きません。

また、シンダーは何度もシェルターから脱走していました。

里親探しも進まず、管理も難しくなってきた為、

シェルタースタッフはニューメキシコの専門機関へ協力を要請。

狼や狼犬を保護している施設で引き取ってもらえるようお願いしたのです。



ライオットとの出会い

幸運にも「受け入れ可能」となった為、

スタッフは今のシェルターから4時間かけてシンダーを新しい施設へと移送。

そこで最初の7ヶ月間、まずは環境に慣れさせるため、1匹で過ごさせました。

その間に、施設スタッフはシンダーが仲良くなれそうな個体を検討し、

そこで1匹のメスの狼犬の名前が挙がりました。

彼女の名前は「ライオット」。

シンダーより少し年上です。

ライオットは元々、繁殖の為に飼育されていました。

しかし予想以上に身体が大きくなったと言う理由で、

ライオットはこの施設に連れてこられたという経緯がありました。

運命の出会い

いざ、2匹のご対面です。

スタッフがゲートを開くと、ライオットはシンダーの元へ小走りに近づきました。

そしてシンダーは、なんと嬉しそうに尻尾を振ったのです!

その後、2匹は鼻を突き合わせて挨拶。

お互いを舐め、じゃれあう姿を見てスタッフたちは胸を撫でおろしました。

狼犬の幸せを考えて引き合わされた2匹は、

つらい過去を乗り越えたかげがえのないパートナーになったのです。

現在はもうフェンスは取り払われ、2匹仲良く過ごしているとの事。

これからも絆を深めて共に生きていって欲しいですね。

出典:The Dodo/Wild Spirit Wolf Sanctuary